リフレスの最大の特徴! 高信頼のリフレスIII, BAS-100 | ||||||
トータルガス検出システムという口臭ガス測定器・・・(解説) | ||||||
リフレスは、従来の口臭測定器には無いさまざまな特長があります。 そのひとつが、トータル・ガス検出です。口腔ガス、呼気ガスにはVSCだけでなく、その他の臭い成分アミンや脂肪酸のほか、きわめて多くの無臭のガスが含まれます・・・ 目次 ●トータルガス検出ということは? ●そもそも生体ガスとは? ●口腔ガスに含まれるガスと口腔ケアとの関係 ●呼気ガス測定とその意義 |
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トータルガス検出ということは? | ||||||
リフレスは、下図に示すように生体試料(口腔ガス、呼気ガスなど)のあらゆる微量ガス成分(窒素、酸素、炭酸ガス、水分を除く)に感度を持っています。これは、「においのある」成分も、「においの無い」成分も区別なくです。これが、リフレスの最大の特徴です。 (リフレスは、全ての、いわゆる可燃性ガスに感度を持っています) |
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そもそも生体ガスとは? | ||||||
呼気にしろ、口腔ガスにしろ、生体ガス中には、極めて多くの微量成分が含まれています。今までの研究からの報告では数百種類の成分が知られています。尤もそれらはppmオーダーから、ppb、pptと言う極々微量のものまであります。いわば、「口臭」や「体臭」は、これらのガス成分の複合的な共演の賜物と考えられます。だから、におい(質)は単純でなく、また、時と場合によって微妙に違う、ということになります。 | ||||||
そもそもこれらのガス(におい)成分はどこから出てくるのでしょうか? これが体のどこから発散しようが生体内産生物であることには間違いはありません。これを、発生要因で分類すれば次のようになります。 |
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1.
共生細菌(微生物)の代謝産物として 2. ヒト細胞代謝からのもの |
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1.は、我々のからだのありとあらゆる部位に細菌、ウイルスが共生(share)しているのです。皮膚表面、陰部、口腔を入口とする消化管、特に大腸内が最大の細菌密度を持ち、500から1000種類、その数100兆個以上といわれています(下の2枚の図)。これらはそれぞれに内在酵素をもち、栄養素:炭水化物、タンパク質を基質にさまざまな化学成分を生産しています。それらのうち、分子量が小さい揮発性成分が、ガス、におい成分ということになります。 |
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一方、2.は、ヒト(宿主、host)生体酵素で代謝される生産物で、たとえば脂肪が燃焼したときに出るアセトン、ヘムが分解時に生成される一酸化炭素(CO),アルコールがアセトアルデヒドになって、イオウ含有タンパク質がメチルメルカプタンにと言うふうに、です。 | ||||||
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これらのガスの排泄機構の最も大きいのが口、すなわち、呼気、口腔ガスということになります。 |
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口腔ガスに含まれるガスと口腔ケアとの関係 | ||||||
口腔内ガス、つまり呼気に乗って出るガスですが、微量ガスのほとんど全てが口腔内細菌の産生物です。口腔細菌量が異常に増殖している場合、つまり、歯周ポケットが深くなっている歯周病、歯垢の蓄積、舌苔の増加等の場合ですが、それらの生産物としてトータルでガス産生量が増加傾向になります。 |
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このような状態のとき、たとえば殺菌剤(薬剤)の入った洗口液で口腔リンスをすれば、てきめんにリフレス値が下がります。 そういうことで、一般的に口腔内ケアを施したときに図に示すようなことになります。 |
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つまり、口腔リフレス値(Oral Refres Value: ORV)は、口腔ケアの指標(indicator)ということになるわけです。 |
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呼気ガス測定とその意義 | ||||||
一方、呼気ガス中のリフレス値(Breath Refres Value: BRV)は、どんな意味を持つのでしょうか? 呼気には、先に示しましたように生体代謝性のガスと腸内細菌代謝(産生)ガスの両方が混在しています。しかし、通常の日常生活では、呼気中ガスの変動因子は腸内細菌の活動の状態を示していると考えていいと思います。 |
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すなわち、生体代謝性ガスが大きく呼気値(BRV)に影響を与える場合は、既に医科的に重い病気を持っていると考えられ、また、その場合は強い口臭(体臭)を既に出ていることから、認識することができると思われるからです。(下表参照) |
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以上のことから、呼気リフレス値(BRV)は、腸内細菌の活動度を示していると考えていいでしょう。 |
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呼気値が高くなる場合は、腸内細菌の異常増殖、腸の膨満感、おなら異常発生症、便秘など、腸内環境が不順な場合が考えられます。そのために口臭が強くなる場合があります。 | ||||||
この場合は、当然歯科診療の領域ではありませんが、乳酸菌飲料、食物繊維など腸内環境を整えるものを摂取することで改善すると考えられます。症例参照 |
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また、呼気値に最も大きく影響を与えるのは腸内で作られる水素(H2)です。平生(空腹時)は、呼気H2濃度が数ppmであっても、食後に100ppmにも達する場合があります(日内変動が大きく、また、個人差も非常に大きい)。この水素は、摂食物の中の不消化性のものが腸内細菌によって代謝、分解されるときに常に産生される代表的なガスで、当然、食事の種類、摂食後の時間によって左右されます。 | ||||||
このようなことを、知った上で測定値を見れば、的確な患者指導ができると思われます。 | ||||||
なぜ、リフレスはトータルガス検出に至ったか、その理由をご理解いただくことで、リフレスの有用な活用をしていただけると思っております。 | ||||||
貴診療所でリフレスのご活用していただくことを、光栄に思っております。 ご不明のところがありましたら、ご遠慮無しにお問合せください。 |
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